先週は陳ヶ森への林道でササユリを見てきたが、あの日はベニバナルリハコベ(アカバナルリハコベ)も見てきた。しかし蕾なのか花弁が閉じた状態だったのか、咲いている花を見ることは無かった。そこで今日はもう一度陳ヶ森林道に行こうと思っていたら耳寄りな情報をゲットした。スズサイコなる聞いたことのない花が咲いているいうことだ。これも見に行こう。

スズサイコを解説しているサイトを見ると夜間に花が咲き、日が当たると閉じると言うことだ。それなら陳ヶ森林道に行く前にスズサイコを探しに行かないといけない。いつものコンビニでいつもの食料調達し、コーヒーを飲みながら皿ヶ嶺に向かう。そして鉄塔No.156近くの路肩に車を停める。先客の車あり。

準備をしていると先客の車の持ち主が私と気付いて近づいて来た。あらっ、一度は名前を聞いたはずだが思い出せない。要は時々皿ヶ嶺で出会う常連さんだった。私がスズサイコを探しに行くと言うと、常連さんもスズサイコを見に来たと言う。マニアの間では人気なのだろうか?

準備が出来たら出発。先ほどの常連さんはとっくに出発している。

久しぶりにカラスビシャクを見つけた。植物図鑑には2021年の写真が出ているが、2022年、つまり去年は同じ場所に出ることは無かった。道端がきれいに刈られていたからである。

左の写真の背景は棚田の石垣、つまりこのカラスビシャクも道端に生えているんだが、こちらは刈られることは無いだろう。
目的地に着いて探すと有った。これがスズサイコか!

これは蕾なのか、それとも花弁が閉じている状態なのか?
たぶん閉じているんだろうな。
結局私が見つけたスズサイコは上の写真のものと左の写真の2株だけ。

スズサイコで検索していると愛媛県のレッドデータブックにヒットした。こんな地味な花は盗掘とは無縁だろう。それでも絶滅しそうな理由は?

愛媛県のレッドデータブックには下記のように書かれている

県内各地で記録があるが、草地開発や遷移進行などにより減少している。

草地開発は分かるけど、遷移進行って? 



ところで2株は見つけたけど、どちらも花が咲いてない。咲いているところを見ようと思えば夜に来るか、曇りのときしか無いようだな。
オトギリソウ
アキカラマツ 
ナワシロイチゴ 

オレンジ色の土台の上に赤い粒々がくっついている構造なんだな。ナワシロイチゴの解説サイトをみていると、このオレンジ色の土台部分を果床と表現していた。
果床なんて初めて聞く言葉を検索して分かったこと。我々が普通に食べているイチゴは、あの赤い部分が果床で、表面の粒々が本当のイチゴの果実ということらしい。
ミソハギ 
サワヒヨドリかな? 
小さな黄色い花が咲いている。これはコケオトギリだ。
コケオトギリの花の直径は数mmしかない
コウゾリナ 
カワラナデシコ 


川内の国道11号線の中央分離帯ではもう花が咲いているのを目撃した
この斑入りのは葉はセンニンソウのはず


センニンソウは去年この辺りで花の終ったのを見ていて、今年きれいな花を写して植物図鑑に追加しようと思っている
エノキ 
マユミの実 
先週ここでアオツヅラフジの花を写したが、雄花だったので今日は全景で終わり(-_-;)
ネジバナの背景は水を張った田んぼ。田植えをするつもりで準備をしていたのに、何らかの理由で田植えが出来なかった?
アカメガシワの雌花? 若い実?
先週も写したヤマハッカ 
ネムノキ 
ブタナ 

ここで痛恨のミスを犯してしまう。用水路の水の流れる雰囲気を出すために、スローシャッターにしようとデジカメのISO感度を下げる設定にして、それを元に戻すのを忘れていたのだ。その後、少し暗い場所ではシャッター速度が遅くて手ブレの量産だったのだ。

後半の手ブレ写真が多い言い訳の伏線を用意したことになる(-_-;)
最近になってようやくヤマウルシとヤマハゼがすぐに見分けられるようになった。これはヤマハゼ
サネカズラの小さな蕾が見える
アオツヅラフジの雌花を見つけた
お手軽コンデジで大きく写す

外側の白いのは萼片で、その内側に有るのが花弁らしい
イヌガラシ 
オオバコ 
ゴンズイ 

次はベニバナルリハコベアカバナルリハコベ)を探しに陳ヶ森の林道に行こう。上林トンネルを抜けて広場に車を停め、車の中でコンビニのおにぎりを食べる。食べたら出発。

出発時のメモ写真は陳ヶ森のアンテナ


デジカメ時計=11時34分
イワガラミ 
カナクギノキ


実がついているのが分かるが、ブレまくりでトリミング出来ない
カンサイスノキ 
ニオイイバラ 
ウシカバもブレまくり 
この林道にはウツボグサが多かった 
シラキ

立っている細長いのは用済みの雄花で、その根元に有るのがシラキの実
目的のアカバナルリハコベが見つからないままササユリポイントまで来てしまった。これ以上奥に行くつもりはないので引き返す。

1週間前と比べたらササユリの色が褪せている。先週がちょうど良かったのかも?
たまには大きく写そう
こんなのも図鑑ネタには欠かせない


これはササユリの花弁が落ちた後の状態ですね
マルバハギのつもりで写したんだが?
ヤブウツギの若い実
ウバユリ 
ムラサキツメクサなんて、わざわざ皿ヶ嶺で写す必要も無いのだが(-_-;)
すぐ近くに有ったこれはムラサキツメクサの終ったの?


検索するとこれと同じようなものをムラサキツメクサとして紹介しているサイトを見つけたのでムラサキツメクサで間違いない
上の写真のトリミング


実が有るはずなんだが、この写真ではワカランな
コウツギ 
ツルウメモドキ 
エゴノキの実 
ホタルブクロ
結局アカバナルリハコベは見つからないままここまで戻ってしまった


定点観測木のキハギ
定点観測木のカマツカ

イヌシデ、アカシデ、クマシデの並びを教えてくれた観察会仲間が歩いて来たので、「アカバナルリハコベを探したけど見つからないので、次の目的地に行こうと思っている」と話すと、「〇〇番電柱の近くに有ったよ」と、一緒に歩いて案内してくれそうになったので、「そこまで具体的な場所が分かれば自分で探します」と言うことで、林道を引き返し、教えてくれた〇〇番電柱の近くを探すと有った! 小さい! これはボーっと歩いていたら絶対に見つけられない。

これが目的だったので大きなサイズで
花の直径は数mm程度


ネット情報ではアカバナルリハコベは世界中に蔓延しているそうで、それならあちこちで見かけそうなものだが、私は今日初めて見た

さらに検索していると、アカバナルリハコベもルリハコベも同じ学名で統一しているらしい。つまり色が違っても同じものと言うことになる。
定点観測木のクマシデ
定点観測木のアオハダ

アオハダを写したら広場に停めた車に乗り、今度は上林トンネル横の林道に行くために上林トンネルを抜けたところにある路肩に車を停める。


    続く





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