皿ヶ嶺の植物図鑑 コケオトギリ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 オトギリソウ科
学名 Hypericum laxum

日本全土の湿原の周辺など、湿ったところに生える、草丈10〜20p、時に30pほどになる1年草。茎は4稜形で、上部で枝を分ける。
葉は対生し、丸みのある長さ0.5〜1cmの広卵形で、基部は広がって茎を抱く。葉を透かすと、半透明の明点(油点)が散らばっているのが見える。秋には赤く紅葉する。
花期は7〜8月。花は径6〜8mmの鮮やかな橙黄色の5弁花。花弁の長さは2.5mmほどで、萼裂片の方が長い。雄蕊は5〜10本。花が開いているのは午前中で、昼頃には花被片の先からしぼんでくる。
刮ハの長さは2〜3mm。時に、刮ハが開いて種子が見えることもある。
名前の由来:苔のように小さなオトギリソウの意。弟切草の名は、昔 中国の鷹匠が、この草を原料とした秘伝の鷹の傷薬の秘密を漏らした弟を、怒りのあまり斬り殺した時に、栽培していた薬草に飛び散った血潮の跡が葉に残って油点になったとされている。
※オトギリソウでは、葉に密に黒点があり、葉の縁にも黒点が並ぶが、 コケオトギリには、黒点がないことで区別できる。

6月
2018年6月上旬撮影 2018年6月上旬撮影
7月
 
2023年7月上旬撮影   2023年7月上旬撮影
8月
2018年8月上旬撮影 2018年8月上旬撮影
 
2018年8月上旬撮影   2018年8月上旬撮影
 
2023年8月上旬撮影   左の写真のトリミング
9月
 
2023年9月上旬撮影   2023年9月上旬撮影
 
右上写真のトリミング  
 
2019年9月中旬撮影   2019年9月中旬撮影
 
2019年9月中旬撮影   左の写真のトリミング
 
2019年9月中旬撮影  
 
2023年9月下旬撮影   左の写真のトリミング
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