皿ヶ嶺の植物図鑑 シキミ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 シキミ科
学名 Illicium anisatum

宮城県以西の山地に自生する、樹高2〜5mの常緑小高木。枝を仏事に用いられるため、植栽されることが多い。樹皮は若枝では緑色だが、次第に灰褐色になり、老木になると縦の裂け目を生じる。全体に香気がある。
葉は互生で枝の先端に集まってつく。葉身は長さ5〜10cmの長楕円形でやや厚く、深緑色でつやがある。油点があり、傷つけると抹香の香りがする。
花期は3〜4月。葉腋から直径2〜3cmの淡黄色の花を一つずつ出して開く。花被片は花弁状で細長く10〜20個あり、やや捻じれた様になる。
果実は袋果が集まった直径2〜3cmの集合果、8本の突起が出ていて、中華料理などの香辛料とされる八角とよく似ている。9月に熟すと割れて光沢のある種子が顔を出す。種子は長さ6〜8mm。
名前の由来:樹木全体に毒を持ち、果実にも猛毒があることから、「悪しき実」が訛って「(シキミ)」と呼ばれるようになった。
※1 お墓にお香を焚くのと同じ意味で、「花の木」として供えられる。
※2 植物体全体が有毒。特に果実に多く、食用すると死亡する程度。

1月
 
2024年1月中旬撮影  
2月
 
2021年2月上旬撮影   2021年2月上旬撮影
 
2023年2月上旬撮影   2023年2月上旬撮影
9月
2017年9月下旬撮影
10月
2017年10月上旬撮影 2017年10月上旬撮影
12月
 
2015年12月中旬撮影   2015年12月中旬撮影
 
2015年12月中旬撮影   2015年12月中旬撮影
 
2020年12月下旬撮影  
page top



inserted by FC2 system