日本全土の山地や丘陵の日当たりのよい草地などに生える多年草。春と秋の2つのタイプがある。 春にロゼット状の葉の間から出る高さ5〜20cmの花茎の先に、直径約1.5cmの頭花を1個つける。頭花の中心部は黄色の筒状花、その周りには裏が紅紫色の白い舌状花が1列に並ぶ。葉は卵形で、縁には切れ込みがあり、裏面には白いクモ毛が密生する。 秋に何本もの花茎を高さ30〜60cmに伸ばし、筒状花ばかりが集まる閉鎖花を1個ずつつける。そのまま褐色の冠毛のある実を結ぶ。葉は上にいくほど大きくなる傾向があり、最上部の葉は一見してタンポポの葉にも似ている。 名前の由来:先端に綿毛を付けた長い花茎が道ばたに沢山並ぶ様子から、大名行列で槍の穂先に被せた飾りを連想してつけられた。 |