日本全土の針葉樹林などの林床に生育する、草丈10cm足らずの多年草。ミヤマカタバミに非常に近いが、体は各部とも少し小型で毛が少なく、小葉は丸みがありハート形であることから区別される。
花期は5〜6月。先端に1つ咲く花は花びらの中央は黄ばみ、花の色が白色から鮮やかなピンクまで様々あり、花びらにスジが入る。
花をつけている株は少なく、晴天であっても日光が当らないと開かず、夕方には花を閉じてしまう。クローバーに似た丸い3小葉も、夜になると睡眠運動により閉じる。
植物全体にシュウ酸を含み、食べると酸っぱい味がする。
名前の由来:ミヤマカタバミに似て小型である。ミヤマは深山の意。片食(かたばみ)は、睡眠運動の時に片方食べられたように見えるところから。バミは「食(は)む」=「食べる」のこと。 |