皿ヶ嶺の植物図鑑 カナムグラ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 クワ科
学名 Humulus japonicus

日本全土の河原や荒地などによく見られる、1年生のつる植物。茎は緑色で、葉柄にかけてつく下向きの棘で、他の植物の上を数mも伸び、覆いかくすように茂る。
 対生する葉は長い葉柄をもち、葉身の長さは5〜12cm程度。掌状に5?7裂する。裂片は披針形で鋸歯が多く、両面に粗い毛がある。
花期は9〜10月。雌雄異株。雄株は、葉腋から円錐状の花茎を出し、淡黄色で径3mmほどの小花を密生する。花被片は5枚で、細い5本の花糸に大きな葯がぶら下がる。雌花は葉腋から花茎を伸ばし、先端に苞に包まれた下向きの球穂状の花をつける。苞は受粉後に大きくなり、果期には赤紫色を帯びる。
果実はそう果で、レンズ状で堅い果皮に包まれ、赤紫色を帯びる。
名前の由来:繁茂した本種の草むらは強靭に絡み合い、切り開いたり、引き剥がしたりすることは困難である。強靭なつるを鉄に例え、「葎」は草が繁茂して絡み合う様を表す。
※ ブタクサに次ぐ代表的な秋の花粉症の原因植物。キタテハの食草。

8月
2016年8月中旬撮影 2016年8月中旬撮影
2016年8月中旬撮影 2016年8月中旬
 
2016年8月中旬撮影  
9月
 
2016年9月上旬撮影   2016年9月上旬撮影
 
2017年9月上旬撮影   2017年9月上旬撮影
 
2018年9月上旬撮影  
 
2020年9月中旬撮影   2020年9月中旬撮影
 
2018年9月下旬撮影   左の写真のトリミング
11月
 
2018年11月中旬撮影  
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