日本全土の山間の谷沿いなどに生える草丈30〜60cmの多年草。
茎は直立して稜はなく、上向きの伏毛が密生する。
茎は細く、ややまばらに短毛が生える。葉は3〜5小葉の奇数羽状複葉で、小葉は楕円形で下の側小葉は小さく葉縁に鈍鋸歯がある。
花期は8〜9月。穂状花序につける黄色の5弁花は直径約5oで 花弁は細く雄しべの数は5〜8本。萼筒は倒円錐形で、萼裂片はそり返る。
キンミズヒキは花弁が広く、花の径が8〜10o、雄しべの数10〜13本。また小葉が5〜11枚で、先端が尖っていることからも本種と区別される。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
名前の由来:細長い花穂を金の水引に例えた同属のキンミズヒキに比べて小さいからと思われる。 |