皿ヶ嶺の植物図鑑 ヤマブドウ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 ブドウ科
学名 Vitis coignetiae

北海道〜四国の山地に自生する、つる性の落葉樹。葉に対生して巻ひげを出し、他の物に絡みついてよじ登る。成長したつるの樹皮は濃褐色で節くれだち、古くなると縦に長く裂け、薄く剥がれる。
葉は互生し、葉身は径20cm以上にもなる五角状心円形で、基部は深いハート形。普通は浅く3〜5裂し、各裂片は3角形で縁には浅い鋸歯がある。葉脈は表面で凹み裏面に隆起し、表面のシワが目立つ。表面は緑色で、無毛か少し毛があり、裏面は赤褐色の綿毛が密生する。
花期は6〜7月。雌雄両性異株(株の中に雄花と両性花を同時につける)で、葉と対生して長さ20cmぐらいの円錐花序を出し、黄緑色の小花を多数咲かせる。花弁は5枚あるが、上部が合着していて、開花と同時に脱落する。 雄蕊は5本あり、雄花では長く両性花では短い。
果実は径8mmほどの球形の液果で、黒紫色の房になって垂れ下がる。表面に紫色を帯びた白い粉がふき、生で食べられる。
名前の由来:山地に生えるブドウの意味。
※ ノブドウの花は散形状につき、葉裏の毛は脈上のみで、実は食べられない。

5月
 
2016年5月下旬撮影   2016年5月下旬撮影
 
右上写真のトリミング  
6月
 
2016年6月中旬撮影   2016年6月中旬撮影
 
2016年6月中旬撮影  
7月
 
2017年7月上旬撮影   2022年7月上旬撮影
 
2015年7月中旬撮影   2015年7月中旬撮影
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