本州〜九州の半日陰の林床や林縁などに生える、 草丈80cm程になる常緑性シダ植物。茎は塊状で短く、多数の葉をロゼット状に生じる。
葉の軸には多数の暗褐色の鱗片があり、特に葉の付け根付近は毛深いものが多い。一回羽状複葉で側羽片は10〜25対つき羽片は大型、先端近くまでほぼ同じ大きさのものが並び、羽片の辺縁は波状で、先端部に鋸歯がある。先端の小葉が大きいのが特徴である。
葉面は紙質で光沢がなく、ソーラスは円形で灰白色の包膜をもち、羽片の裏側全面に散生する。
名前の由来:葉の出ている様子がソテツに似ていて、普通、藪に生えていることにより名付けられた。 |