皿ヶ嶺の植物図鑑 ワラビ シダ科名リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 コバノイシカグマ科
学名 Pteridium aquilinum var. latiusculum

日本全土の野原や明るい斜面などを好んで群生し、秋に黄葉して、冬には葉が枯れる夏緑性シダ。地下茎は太く約1cm、若い部分には褐色の毛が多数あり、地中のやや深い所を長く横に這う。
地面から出る葉は直立し、大きいものでは、長さ30cmを超す葉柄を含め1m以上になる。葉身は長さ30〜80p、幅20〜50pの三角形で3回羽状複葉、小葉にはつやがない。裏面には細い毛があり、ソーラスは葉縁に沿って帯状につく。裂片のふちはわずかに内側に巻く。根茎で増えることが多く、ソーラスは稀にしか見られない。
名前の由来:アク出ししたワラビの色が、焙ったワラに似ていることから「ワラ火」になったという説、ワラビの若芽を「童菜(ワラベナ)」と呼ぶ方言から「ワラベ」となり、転訛したという説等がある。
※ 春、開き始める前の葉を食用するが、毒性があるため、木灰、重曹を含む熱湯でのあく抜き、あるいは、塩漬けによる無毒化が必要。
また、根茎から取れるデンプンはわらび餅をつくる原料にする。

4月
 
2022年4月上旬撮影  
 
2019年4月中旬撮影   2021年4月中旬撮影
 
2022年4月下旬撮影  
5月
 
2015年5月上旬撮影   2016年5月下旬撮影
 
2023年5月上旬撮影  
6月
 
2021年6月中旬撮影   2022年6月中旬撮影
7月
 
2017年7月上旬撮影  
 
2017年7月中旬撮影  
 
2021年7月下旬撮影  
9月
 
2014年9月中旬撮影   2015年9月下旬撮影
 
2019年9月中旬撮影  
 
2020年9月下旬撮影  
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