日本全土の道端や草地などにごく普通に生える、草丈20〜50cmで茎は地面を這う一年草。早朝に咲き始めて、午後にはしぼむ一日花である。
葉は互生で長さ5〜8cmの笹の葉のような形をして、基部は膜質の鞘になって茎を抱く。
花期は6〜9月。二つ折れになった苞の間から2cm程の青色の花が出て開く。花弁3枚の中、2枚は鮮やかな青色で大きく、1枚は白色で小さい。雄蕊は6本の中、花粉を出すのは花柱とともに長く突き出ている2本で、残りの4本は鮮黄色でよく目立つが、花粉を出さない仮の雄蕊である。萼片は3個で小さく、白色の膜質。
早い時期に咲く花の殆んどは両生花だが、咲く時期が遅くなるにつれて雄花になる割合が高くなる。さく果は苞の中で成熟して2裂する。
た花が午後にしぼむことが朝露を連想させることから「露草」と名付けられたと言われている。 |