皿ヶ嶺の植物図鑑 ツルギミツバツツジ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 ツツジ科
学名 Rhododendron nudipes ssp. niphophilum var. tsurugisannense

四国の山地のブナ林の林内や林縁、あるいは岩場などに自生する落葉低木。高さは2m以上になり枝は横に広がる。若枝にはやや長めの剛毛があり茎は太い。葉は枝先に3枚が輪生し、厚くて艶がある。葉柄には茶褐色の毛が密生する。
初夏に葉が展開するのに先だって、鮮やかな紅紫色の花を枝先に2〜3個つける。花径は3〜4センチの漏斗状で 濃い紅紫色、花冠は5つに深く裂ける。子房には白色から淡褐色の毛が密生する。
本州に分布するダイセンミツバツツジと同じものとされていたが、剣山に生えているものは全体が大きく、枝も太く、若枝から葉柄に軟らかい毛が密生し、葉も厚いことなどから、変種として区別された。最近では独立種とされ、四国の高山にしかない珍しい種となっている。
名前の由来:剣山で最初に見つかって、「剣山に生えている三つ葉つつじ」という意味でその名が付けられた。
(絶滅危惧種)

5月
 
2021年5月上旬撮影   2021年5月上旬撮影
 
2022年5月上旬撮影   2022年5月上旬撮影
2016年5月中旬撮影
 
2016年5月下旬撮影   左の写真のトリミング
6月
2014年6月中旬撮影 葉柄に毛 2014年6月中旬撮影
 
2018年6月中旬撮影   2018年6月中旬撮影
9月
 
2019年9月中旬撮影   2019年9月中旬撮影
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