皿ヶ嶺の植物図鑑 ツヅラフジ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 ツヅラフジ科
学名 Sinomenium acutum

関東南部以西の林縁に生える、落葉性のつる性木本。つるは左から右へと巻き付きながら10m程まで伸び、直径3cmほどになる。
葉は互生し、葉身は長さ6〜10cmの広卵形のものから、5〜7裂するものまで形に変化が多い。基部は浅いハート形のものが多く、表面は緑色、裏面は粉白色をしていて7cm前後の葉柄がある。
雌雄別株、ときに同株。花期は6〜7月。枝先や葉腋から長さ15cmほどの円錐花序をだし、径4mmほどの黄白色の花をまばらにつける。
花弁と萼片は6個。雌花の花柱は3個。雄花には10個前後の雄しべがつく。果実は房状につく径7mm程の球形の核果で、秋に藍黒色に熟す。
名前の由来:ツヅラはつるの意味でカズラと同じである。つるがフジのつるに似ていること。このつるで衣類を入れる葛籠(つづら)を編んだことから名付けられた。
別名:オオツヅラフジ

10月
 
2016年10月下旬撮影   2016年10月下旬撮影
12月
2015年12月中旬撮影 2015年12月中旬撮影



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