森林内に生育する。ラン科植物として、また腐生植物としては非常大型である。光合成を行う葉を持たず、養分のすべてを共生菌に依存している。地上に葉などはなく、地下にある太い地下茎に鱗片の形で葉をつけている。初夏に全体が黄色の花茎を地上に伸ばし、先端にランの花を咲かせる。秋になるとその上部に果実ができるが、熟すると長さが10cmにもなり、しかも茎を含めて全体が真っ赤になる。日本固有種。
名前の由来:秋に成熟する赤い果実は楕円形・多肉質で熟するにつれて重く垂れ下がり、多数のウインナーソーセージをぶら下げた様な姿になる。その様子を地面から生じるアケビに見立てたのであろう。 (絶滅危惧種) |