青森県〜屋久島に自生する雌雄同株の常緑針葉樹で、北海道にあるのは植林されたもの。まっすぐな幹が高さ45m、径2m以上にもなる。樹皮は褐色で、成長した幹の樹皮は縦に裂け、帯状に剥げ易い。
葉の先は針状で基部が枝に密着しているので、枝全体としては一面に上向きの針を並べたようになる。
開花は2〜3月。雄花は長さ5 mm程の楕円形で枝先に密生し、雌花は緑色の球形で小枝の端につく。風媒花で多量の花粉を飛ばすため、開花期には花粉症の原因となる。
名前の由来:上へ進み上る木として「進木(ススギ)」また、幹が直立していることから、すぐ(直) ぎ(木)が語源ともいわれている。
(参考)杉の樹齢は長くても500年程度であるが、栄養の少ない花崗岩の島に生える屋久杉は成長が遅く、湿度が高いため、樹脂分が多く腐りにくい特徴を持つ。縄文杉:胸高周囲16.4m 樹齢 2,000年〜7,200年。 日本固有種 |