皿ヶ嶺の植物図鑑 シロバナタンポポ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 キク科
学名 Taraxacum albidum

関東以西〜九州の道端や人家の近くに生える、草丈20〜30cmの多年草で、西に行くほど多く見られる。
早春から、根生の葉をロゼット状に出す。葉は羽状に多くの切れこみのある長さ15〜20cmの長楕円形で、立つものが多い。
花期は4〜5月。その中心から中空の茎を立てて、茎頂に径4cmほどの白色の花を1個つける。白く見える部分は舌状花の花冠で、中央の花柱部は黄色である。1つの頭花にある舌状花は100個ほどで、他の日本在来種の主なタンポポに比べると比較的少ない。セイヨウタンポポと同様に単為生殖をするが、春にだけ花をつけ種子を結ぶ。花の基部を構成している緑色の総苞は開花時には長さ約2cm。突起があり反り返る。
 痩果は褐色で長さ約4mmの長楕円形で、セイヨウタンポポより大きい。
名前の由来:シロは白。球形の果実穂からタンポ(拓本で用いる、綿を布で丸くくるんだもの)を想像して、タンポ穂としたと思われる。
日本固有種

3月
 
2019年3月中旬撮影  
5月
2018年5月上旬撮影 2018年5月上旬撮影
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