皿ヶ嶺の植物図鑑 シラカンバ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 カバノキ科
学名 Betula platyphylla var. japonica

北海道〜本州中部地方の高原や山地の日当りのよい場所に生える、樹高20〜30mのまっすぐに伸びる落葉高木。生長が速いが、寿命は80年程度と樹木の中では比較的短い。1年枝は暗紫褐色〜褐色で灰白色の皮目が目立つ。樹皮は白色で光沢があり、横方向に紙状に薄く剥がれる。
葉は長枝には互生し、短枝には2枚ずつ付く。葉身は長さ5〜8cmの三角状広卵形で鋭尖頭、基部は広いくさび形かハート形。側脈は6〜8対ある。秋には黄色く紅葉する。
花期は4〜5月。雄花序は長さ5cmほどの円柱状で、長枝の先に1〜2個尾状に垂れ下がる。雌花序は短枝の先に直立する。雄花の飛ばす花粉は、花粉症の原因ともなっている。
種子は大きさ3mm程度で、風を利用に適した薄い翼を持った形状。
名前の由来:カンバはウダイカンバやオオヤマザクラを意味するアイヌ語Karimpa(カリンパ)から転化したのだろうと言われる。

4月
 
2022年4月上旬撮影  
9月
2017年9月中旬撮影 2017年9月中旬撮影
2017年9月中旬撮影 2017年9月中旬撮影
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