林縁や林内に生育する木本性のつる植物。葉は対生し3出複葉。小葉は倒卵形で、上部に鋸歯がある。 花期は春〜初夏、その年に伸びた枝の葉腋から長い柄を出し、下向きに暗紅紫色の鐘形の花を1個開く。花弁に見えるのは萼片で花弁はない。 花の基部にある付属体は苞に当たるもので、多くの個体差(長さ3〜15o)が見られる。四国に存在するものの中で、小苞の小さいものはイヨハンショウヅルとする考えもあるが、連続しているので現在はシコクハンショウヅルに統一されている。 名前の由来:半鐘とは、昔、火事を見張るために町々に建てられていた櫓の上に吊り下げていた小型の釣鐘。四国に自生し、花の形がこの半鐘に似て、つる性である事からと名づけられた。 |