山地の林内に生える高さ10cmほどの小形の多年草で、本州と四国に分布している。葉はすべて根生し、2回3出複葉となり、小葉はセリの葉のように深裂する。早春、高さ7cmほどの花茎を出し、柄のある径1cmほどの白花を3つ程度つける。花を咲かすと共に新しい葉を展開し、落葉高木が展葉する前の強い日光を受ける。 雌雄異株。花には雄花と両性花(まれに雌花)がある。萼片は5〜7個で披針形。花弁は8〜10個あるが、線状で萼片より短かく、白い花弁のように見えるのは萼である。 名前の由来:葉がセリの葉に似ているので「芹葉」。 根茎を割ってみると中が鮮やかな黄色をしており、根茎には小さな塊が連なっていることから「黄連」の名前が付けられた。 |