皿ヶ嶺の植物図鑑 セイヨウタンポポ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 キク科
学名 Taraxacum officinale

ヨーロッパ原産の多年草で全国に分布している。通常は春に開花するが、生育期間中であればほぼ年間を通じての開花が可能である。直径4〜5cm程の黄色い頭状花が中空の花茎の先に1つずつ着き、総苞外片が外側にそり返るのが特徴。舌状花の花冠の先は5つに浅く裂ける。
花茎は株の基部より数本から10数本が出て10〜50cmほど伸びる。
日本に定着した本種は染色体を3セット持っており、正常な減数分裂ができず単為生殖で種子をつける。そのため極めて繁殖力が強い。
種子は茶褐色で長さ約5mmの白い冠毛を持つため、風による伝播が起こりやすい。葉や茎を切ると白いゴム質の乳液が分泌され、これによって虫に食べられるのを防いでいる。
名前の由来:タンポポについては諸説ある。茎を鼓のような形に反り返らせる子供の遊びがあり、江戸時代には「タンポポ」を「ツヅミグサ(鼓草)」と言ったことから、鼓を叩く音を形容した「タン」「ポポ」という擬音語を語源とする説が通説となっているが未詳。
※環境省指定要注意外来生物

4月
 
2015年4月中旬撮影   2015年4月中旬撮影
 
2019年4月中旬撮影   2019年4月中旬撮影
 
2017年4月下旬撮影   2020年4月下旬撮影
5月
 
2018年5月上旬撮影   左の写真のトリミング
 
2020年5月上旬撮影  
6月
 
2017年6月上旬撮影   2017年6月上旬撮影
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