皿ヶ嶺の植物図鑑 ニリンソウ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 キンポウゲ科
学名 Anemone flaccida

全国の落葉樹の半日陰になる林縁などに生える、草丈20〜25cmの多年草。根茎で増えるため、しばしば群生する。全体にまばらな毛がある。
根生葉には長い柄があり、3全裂し、側裂片はさらに深く2つに裂ける。茎につく葉には葉柄がなく、茎を抱いて3枚が輪生し、深い切れ込みがある。表面には淡白色の斑点が見られる。
花期は4〜5月。茎葉の間から普通2本の長い花茎を伸ばし、先端に径2cmくらいの花を開く。花被片(萼片で花弁はない)は通常5枚で白色であるが、しばしば花被片の裏側が淡いピンク色になる。雄蕊は多数で黄色、雌蕊も10本くらいある。
果実は全体が種子のように見える痩果。楕円形で毛がある。
名前の由来:花茎の茎頂に花を2つつけるので「ニリンソウ(二輪草)」。ただし、2つ目の花は少し遅れて咲き始める。
鵝掌草は中国名。「鵝」は「鵞」の異字体で、「掌」は手や足を意味する。葉の形を鵞鳥(ガチョウ)の足形に例えたものである。
※ キンポウゲ科の植物は、ほぼ全てが有毒。本種の葉も毒成分を含むが、火を通せば毒性は無くなり、美味しい山菜として食べられる。
別名:ガショウソウ

4月
 
2021年4月上旬撮影  
 
2020年4月中旬撮影   2022年4月中旬撮影
 
2015年4月下旬撮影   2015年4月下旬撮影
 
2016年4月下旬撮影   左の写真のトリミング
 
2020年4月下旬撮影   2021年4月下旬撮影
 
2022年4月下旬撮影  
5月
 
2015年5月上旬撮影   2017年5月上旬撮影
 
右上写真のトリミング   2020年5月上旬撮影
 
2021年5月上旬撮影   2022年5月上旬撮影
 
2023年5月上旬撮影   左の写真のトリミング
 
2016年5月中旬撮影   2016年5月中旬撮影
 
2018年5月中旬撮影   2022年5月中旬撮影
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