皿ヶ嶺の植物図鑑 ニガイチゴ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 バラ科
学名 Rubus microphyllus

別名:ゴガツイチゴ
本州以西の山野の林縁や、日当たりの良い荒地に普通に生える1.5m程になる落葉低木。地下の根は横に這い、あちこちから茎を立てるので、ちょっとした藪状になることが多い。よく分枝して先端はしだれる。
枝は細く、表面に粉のようなロウ物質がついて白っぽく見える。細かい刺が多くある。
葉は互生し、花がつく枝では小さく、長さ2〜5cmほどの広卵型でほとんど切れ込みはないが、花がつかない枝ではやや大きく長さ6〜10cmほどで深く3裂している。葉の縁には粗い鋸歯がある。
葉の表面は緑色で、裏面は白みを帯びる。
4月頃、枝先に径2cm前後の白い5弁花を1〜2個上向きにつける。
花弁が細目で隙間が空いており、皺が多いのが特徴である。 萼片は5枚で先が反り返る。 雄しべはたくさんある。果実は甘く生食できる。
名前の由来:赤く熟した実は甘いが、種を噛むと苦味があるから。別名は苺が5月に赤く熟すことから。

5月 
 
2015年5月中旬撮影   2015年5月中旬撮影
 
2015年5月中旬撮影  



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