日本特産で、山野に生え、北海道〜九州の太平洋側によく分布する。
稈(穂から下の部分)は通常50〜70p、直径は2〜4oで、直立し、通常は分岐しないが、まれに基部からの分岐がある。ササ類に属し、稈鞘が離脱しないで残る。
葉は長楕円形で長さ25〜35p、幅約3p、質は薄くて柔らかく、葉の表面は無毛だが裏面は軟毛が密生するため、触るとビロードの様な手触りがする。冬期にはクマザサのように葉の縁が白く隈取られる。
開花はしないが、茎や葉は翌年には全部枯れて、毎年新しい稈と交代する。
名前の由来:京都の比叡山で最初に発見されたので、京都にちなんで「ミヤコザサ(都笹)」とつけられた。 |