皿ヶ嶺の植物図鑑 マツバスゲ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 カヤツリグサ科
学名 Carex biwensis

本州〜九州の日当たりの良い湿地、水田の畦などに見られる多年草。地下茎は短く横に這い叢生する。
葉は細くて長いが、花のある時期には伸びていない。
花期は4〜5月。この時点では基部にある数枚の葉はほとんど伸びず、花茎だけが束になったような姿になる。有花茎は高さ20〜40cmで細くてやや硬く、断面は三角をしている。
先端に長さ10〜20oの小穂が一個だけつく。雄雌性で、先端部が細い淡褐色の雄花部、すぐ下が太い黄緑色の雌花部である。雌花部には赤褐色の鱗片と果胞が密生する。果胞はふくらみ、果実はゆるく包まれる。
名前の由来:緑色の細い花茎が束になって出る様子を松葉に見立てて名付けられた。

6月
 
2011年6月上旬撮影   2012年6月上旬撮影



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