関東〜九州の日当たりのよい林縁などに生える、樹高60〜100cmの落葉小低木。特に明るいアカマツの二次林に多い。枝は灰褐色で短い毛が生え、細くてよく枝分かれをする。茎は細いが木質化していて硬い。
本年枝の葉は広い卵形で、周辺には突起状の鋸歯が数個ある。2年枝には細長い葉が3〜5枚が束生し、鋸歯はほとんどない。
花期は10月頃で、本年枝の先に1.5〜2cmほどの白〜淡紅色の頭花をつける。花びらは細く、先端がくるっと巻いている。
果実はそう果で約6mmほど。毛が密生し、先端には赤褐色の冠毛がある。
名前の由来:昔、和歌山県 高野山では、弘法大師の教えで花樹や竹などの植栽を禁じられていたため、この植物で箒を作って用いられていたことによる。 |