ヨーロッパ〜西アジア原産。道ばたや河原などに群生する多年草。明治の終わりころに牧草として日本に渡来し野生化した。
茎はよく分枝し、高さ20〜40cmになる。葉は3小葉からなり、葉柄は長さ2〜5mmと短い。小葉は長さ0.5〜1cmの倒卵形で縁には鋸歯がある。開花時期は5月ごろ。葉脇から3〜5cmくらいの花茎を出し球形に多数の黄色い花をつける。
花は受粉後すると垂れ下がり、そのまま乾いて残る。豆果は枯れた花弁に包まれて成熟し、長さ約2mmの楕円形。
名前の由来:花や葉の形が、シロツメクサ(白詰め草)をそのまま小さくした様な姿からきている。
「詰め草」:江戸時代、オランダ国王から将軍家に贈られた、ガラス器などの輸送時のクッション材として用いられ、後に、牧草として日本にもたらされた。 別名:コゴメツメクサ・キバナツメクサ |