山地のやや湿り気のある腐植土の上に生える色素を持たない腐生植物。腐葉土から有機物を得るのではなく、ベニタケ属の菌類と共生する樹木が光合成により作り出す有機物を、菌経由で得て生活している。
花が咲く以外にはその姿は地上では見られない。4～8月頃に地下から最大15cm程の花茎を伸ばす。茎には鱗片状の葉をつけるが、枝分かれせず、先端につける一輪の花は横からややうつむき状に咲き、先端がやや広がる。やはり白だが、若干赤みを帯びることもある。
名前の由来：銀竜草で、全体の姿を白銀の竜に見立てられることから付けられた名前。緑の葉がなく、白っぽい姿から、ユウレイタケ(幽霊茸)の別名がある。英名はIndian pipeやWax flower。 |
