皿ヶ嶺の植物図鑑 カラスノエンドウ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 マメ科
学名 Vicia sepium

本州以南の道ばたや野原など、日当たりのよい場所に生える、草丈1mを超すつる性越年草。茎は全体に毛があり四角柱状。巻きひげで近くのものに絡みつくこともあるが大体は直立する。
葉は互生。4〜8対の小葉からなる羽状複葉で、先の方の1〜3枚の小葉は巻きひげになる。小葉は長さ2〜3cmの狭倒卵形で、先端は矢筈状に凹み、そこに針状の突出部がある。葉柄基部にある托葉は三角形。
花期は3〜6月。葉腋に紫紅色で長さ1.2〜1.8cmの蝶形の花を1〜3個をつける。旗弁の頭部は凹み、翼弁は小さく濃紫紅色である。竜骨弁に包まれる雄蕊は、1本が独立し、9本は束になって雌蕊を囲んでいる。
 花後の豆果は扁平で長さ3〜5cm。熟すと黒くなって2つに裂け、果皮がよじれて中にある5〜10個の黒い種子を弾き飛ばす。
名前の由来:類似種のスズメノエンドウに比べて大型であり、果実が黒く熟すところから、カラスに例えられた。別名:ヤハズエンドウは、葉の先が矢筈の様に凹んでいることからの命名。
※ 山陰地方では、陰干ししたものを焙じてお茶代わりにする。

4月
 
2022年4月上旬撮影  
 
2019年4月中旬撮影   2020年4月中旬撮影
5月
 
2017年5月上旬撮影   2018年5月上旬撮影
 
右上写真のトリミング   2018年5月上旬撮影
 
2015年5月中旬撮影   2015年5月中旬撮影
 
2016年5月中旬撮影  
 
2021年5月下旬撮影  
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