皿ヶ嶺の植物図鑑 ヒロハイヌワラビ シダ科名リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 イワデンダ科 
学名 Athyrium wardii

関東以西の道ばたや林下などに普通に生えている中型の夏緑性シダ。
根茎は直立〜斜上し群生する。葉柄は長さ20pほどになり、少し紅紫色を帯び、基部は披針形で茶褐色の鱗片を密生する。
葉身は長さ30cm、幅20cm程の三角形〜広卵形。基部が最も広く2回羽状複葉だが、先端は急に細くなる。羽片は互いに離れて5〜8対つき、披針形で柄はやや長く、長さ2〜6o。小羽片は10〜14対つき、浅裂し、中肋に褐色の短い腺毛が密にある。
胞子嚢群は小羽片の中軸寄りつき、苞膜は三日月形か、まれに背中合わせのものが混ざり、全縁から不規則に浅裂する。
名前の由来:「広葉」は、イヌワラビと比べたもの。「犬蕨」は、何処ででも見られるが、利用価値のないワラビという意味。


10月
2014年10月中旬撮影 2014年10月中旬撮影
 
2014年10月中旬撮影  



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