皿ヶ嶺の植物図鑑 ヒメシダ シダ科名リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 ヒメシダ科
学名 Thelypteris palustris

北海道〜九州の、比較的明るい池や湿地などに生える夏緑性シダ植物。
地下に横走する根茎は長く、ときに群生する。
葉は柔らかい紙質で、裏面には腺点と毛がある。葉柄はわら色で無毛、基部は黒味を帯び、まばらに淡褐色の鱗片がある。葉身は15〜60cmになり、広披針形の1回羽状複葉で 両面ともまばらに細毛が生える。裂片はほぼ全縁で、側脈は二叉する。
秋にでてくる胞子葉は、表側からみると 小羽片が裏にまくれているために細く見える。その内側に円腎形のソーラス(胞子嚢群)をつけ、辺縁に毛が生えている。ソーラスは成熟すると黒色になる。
名前の由来:小形で優しい感じのシダであるところから付いた名前。

6月
2013年6月下旬撮影  
8月
 
2014年8月下旬撮影   2014年8月下旬撮影



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