皿ヶ嶺の植物図鑑 ヒメカンスゲ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 カヤツリグサ科
学名 Carex conica

全国の山野のやや乾いた所に生える、草丈30〜50cmの常緑の多年草。地下か地表に匍匐茎を出して広がる。基部の鞘は紫褐色。葉は扁平で細長く、幅2〜5oでつやはなく、縁はかなりざらつく。
他のスゲ類よりも早くに花が咲く。小穂は3〜5個がまばらにつき直立する。茎の先端の黄白色の小穂は雄小穂で、雄花の集合体。その下のまばらな細い糸状のものが雌花だけの集まりである。
3〜4月、先端の雄小穂からは溢れるほどに葯が飛び出し、はっきりと黄色く色づいて黄色い房のように見えるので、小柄ながらも他のスゲ類よりよく目立つ。小穂の基部にある苞の鞘の部分が赤褐色をしているのが、本種の特徴である。花の後にできる実は小堅果である。
名前の由来:一般に、スゲは冬には枯れてしまうが、本種は冬にも枯れないので「寒菅」の名があり、特に小さいことを意味する。

4月
 
2016年4月中旬撮影   左の写真のトリミング
5月
 
2018年5月上旬撮影   左の写真のトリミング
2014年5月中旬撮影   2015年5月中旬撮影
 
2016年5月中旬撮影   2016年5月中旬撮影
 
2016年5月中旬撮影   左の写真のトリミング
6月
 
2016年6月上旬撮影   左の写真のトリミング
 
2016年6月上旬撮影   2016年6月上旬撮影
 
2018年6月上旬撮影  
9月 
 
2015年9月上旬撮影  
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