皿ヶ嶺の植物図鑑 ハンゲショウ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 ドクダミ科
学名 Saururus chinensis

本州以南の日当りのよい湿地などに生える、草丈50〜100cmほどになる多年草。開花期にはドクダミに似た独特の臭気がある。
葉は長さ5〜15cmの卵形で互生、表面は淡緑色で滑らか。明らかな5本の葉脈があり、葉の先は尖り 縁に鋸歯はない。
6〜8月、上部の葉の脇から長さ10〜15cmくらいの穂のような形をした総状花序を出し、白い小さな花をたくさんつける。花序は初めは垂れているが、開花につれて立ち上がる。花には花弁も萼片もない。
花のすぐ下に位置して花序に向かい合う葉の表面が白く変化し、花弁の役目を果たすのが本種の特徴である。虫媒花なので虫を誘うためであろう。 9月頃にはまた緑色に戻っている。
名前の由来:夏至から11日目を半夏生といい、この時期に花を開くから半夏生。さらに、葉が半分白色になっているので、「半分だけお化粧をしている」ように見える所からとの二説がある。

5月
2015年5月中旬撮影
6月
2014年6月中旬撮影
9月
2015年9月上旬撮影
12月
2016年12月上旬撮影



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