皿ヶ嶺の植物図鑑 オランダミミナグサ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 ナデシコ科
学名 Cerastium glomeratum

全国の日当たりのよい河川敷や土手に生え、秋から冬に芽生える草丈10〜30cmの越年性の一年草。茎は叢生して株元から分岐し、淡緑色でやや紫色を帯びる。全体に白い毛が密生し、茎の上部に腺毛が多く、触ると粘った感じがする。
葉は対生。葉は長さ3cmまでの葉柄のない卵形〜長楕円形で全縁、やや淡緑色で両面には毛が密生する。
花期は4〜6月。2分枝した枝先の集散花序に、米粒大の白色5弁花を密につける。花弁は先端が2裂する。雄蕊10本が短い花柱5本を取り囲む。花弁よりも短い萼片は5枚あり、腺毛が密生して粘る。
刮ハは円筒形で、熟すと先端が浅く10裂し、外側にやや開く。
名前の由来:ヨーロッパ原産で、葉の形がネズミ等の動物の耳に似ていることから命名。「菜」は、若い苗を食用にしたことから。
※ ミミナグサは、花柄が長いので花が垂れ下がる。萼片と花弁の長さがほぼ同じで、花が閉じると花弁が隠れること等で区別できる。

4月
2017年4月上旬撮影 左の写真のトリミング
 
2017年4月上旬撮影   2017年4月上旬撮影
 
2017年4月下旬撮影   2017年4月下旬撮影
 
2021年4月下旬撮影   左の写真のトリミング
6月
2014年6月中旬撮影



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