皿ヶ嶺の植物図鑑 オオバヤシャブシ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 カバノキ科
学名 Alnus sieboldiana

本来、関東〜紀伊半島の太平洋側に偏って分布する、樹高5〜10mの落葉高木。空中窒素の固定能力があって、緑化目的で植栽されるため、近年分布域を拡大している。樹皮は灰褐色で、若い枝には円形の皮目が多く、太くなると縦に筋が入る。
葉は互生し、葉柄は1〜2cm。葉身は長さ6〜12pの長卵形だが左右不同。側脈は12〜16対あり、縁には鋭い重鋸歯がある。葉の表面は濃緑色で光沢があり、裏面は淡緑色。秋には緑のまま落葉する。
雌雄同株で雌雄異花。花期は3〜4月で、葉の展開前に咲く。赤褐色の雌花序1〜数個が、雄花序の上部に上向きにつくのが本種の特徴。雌花には花被が無い。尾状の雄花序は無柄で、前年枝の葉腋に1個ずつやや曲がって垂れ下がり、大量の花粉を飛散させる。
花序はそのまま木質化し、マツカサ状の果穂として残る。堅果は長さ約4.5mmの長楕円形で、両側に2枚の翼を持ち風で散布される。
名前の由来:葉の大きいヤシャブシの意。熟した凸凹な果穂の様子を夜叉に例え、果穂にタンニンを多く含み、昔、黒色の染料とされた五倍子(フシと呼ぶヌルデの虫こぶ)の代用としたため。
日本固有種

1月
 
2016年1月下旬撮影   2016年1月下旬撮影
 
2016年1月下旬撮影   2021年1月下旬撮影
 
2021年1月下旬撮影  
2月
 
2016年2月中旬撮影   2024年2月中旬撮影
 
2024年2月中旬撮影  
 
2016年2月下旬撮影   2019年2月下旬撮影
3月
 
2019年3月上旬撮影   2021年3月上旬撮影
 
2022年3月上旬撮影   2022年3月上旬撮影
 
2024年3月上旬撮影  
 
2017年3月中旬撮影   2024年3月中旬撮影  雄花
 
右上写真のトリミング  
 
2017年3月下旬撮影   2017年3月下旬撮影
 
2018年3月下旬撮影 雄花  
4月
 
2018年4月上旬撮影 雌花   左の写真のトリミング
 
2019年4月上旬撮影  
 
2019年4月中旬撮影   2020年4月中旬撮影
 
2020年4月中旬撮影  
 
2016年4月下旬撮影   2016年4月下旬撮影
 
2017年4月下旬撮影   左の写真のトリミング 重鋸歯
 
2017年4月下旬撮影   左の写真のトリミング
5月
 
2017年5月上旬撮影   2017年5月上旬撮影
 
2015年5月中旬撮影   2015年5月中旬撮影
 
2018年5月中旬撮影   2018年5月中旬撮影
 
2018年5月下旬撮影  
10月
 
2019年10月上旬撮影   左の写真のトリミング
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