皿ヶ嶺の植物図鑑 オオバノヤエムグラ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 アカネ科
学名 Galium pseudo-asprellum

日本全土の山地の日当たりのよい草地や林に生え、草丈1mほどになる多年草。茎は柔らかく4稜形で、疎らにある下向きの棘で近くの草などに絡まって、枝分かれしながらつる状に伸びる。
 葉は輪生し、上部では4〜5個、下部では5〜6個と少なく、葉身は長さ1.5〜2.5cm、幅1cm内外の倒披針形で、中央部の幅が広く先端は急に狭まって短く尖る。表面には疎らに短毛が生え、縁と裏面の脈上には逆向きの棘があるが、葉先に棘はない。
花期は7〜9月。枝先や葉腋から細長い花序を出し、径約1.5mmの黄緑色の小花をまばらにつける。花冠は4裂し、その花の下に2個の球をつけた形の子房がある。子房の面には曲がった毛が密生する。
 果実は小粒の2分果で表面には曲がった毛が生え、熟すと黒くなる。
名前の由来:ヤエ「八重」は幾重にも折り重なる。ムグラ「葎」は群がるように生育する草。オオバ「大葉」は草丈1mと大形であるとの意味かららしい。

7月
 
2014年7月上旬撮影   2017年7月上旬撮影
 
右上写真のトリミング  



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