皿ヶ嶺の植物図鑑 オオバノトンボソウ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名  ラン科
学名 Platanthera minor

本州以西の低山の明るい林縁、林床などに生える、草丈60cmほどになる多年草。茎は紡錘状に肥厚する根から出て直立し明確な稜がある。
葉は互生し、下方の2〜3枚が大きく、最下部の葉の葉身は長さ10cm前後の長楕円形、上方の葉は次第に小型になり披針形となる。葉の表面は光沢があり全縁、基部は茎を抱き葉柄は無く、葉鞘は無い。裏面の主脈がそのまま稜の翼に繋がっている。
花期は6〜7月。総状花序に径約1cmの黄緑色の花を20個くらいをまばらにつける。唇弁は長さ6〜8mmで腹側を後方に反り返り、距は長さ1.5cmほどあって、穏やかに後方に下垂し、子房より長くてよく目立つ。花柄のように見える部分が子房。
名前の由来: 「蜻蛉草」の名は、花のトンボに擬えたもので、 「大葉」は、この仲間では大きな葉の数が比較的多いことからである。
※ トンボソウは草丈が30cmほどと低く、下部の2枚の大きな葉が細長いこと。また、唇弁が白色なので区別できる。

6月
 
2015年6月下旬撮影   2021年6月下旬 撮影地:東温市某所
 
2021年6月下旬 撮影地:東温市某所  
7月
 
2023年7月上旬撮影   左の写真のトリミング
 
2023年7月下旬撮影   2023年7月下旬撮影
 
右上写真のトリミング  
8月
 
2020年8月上旬撮影   2020年8月上旬撮影
 
2020年8月上旬撮影  
 
2019年8月中旬撮影   2019年8月中旬撮影
 
2019年8月中旬撮影   2019年8月中旬撮影
 
2020年8月下旬撮影   左の写真のトリミング
9月
 
2019年9月中旬撮影  
10月
 
2020年10月下旬撮影   左の写真のトリミング
page top



inserted by FC2 system