皿ヶ嶺の植物図鑑 オニイタヤ 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 カエデ科
学名 Acer mono var. ambiguum

北海道〜九州の山地の斜面下部や沢筋など、湿り気のある場所に生え、樹高20mほどになる落葉高木。樹皮は明るい灰褐色で、縦の浅い割れ目が目立つ。イタヤカエデ類の中では最も大形で耐陰性が強い。
葉は対生。葉身は大きく、長さ20cmを超すものもあり、掌状に5〜7裂して五角形を感じさせる。裂片の幅はイタヤカエデより広く、鋸歯はなく先は尾状に伸びる。表面は濃緑色で無毛で光沢がない。裏面は淡緑色で全体に短い毛が密生し、ビロードのような感触がある。
花期は4〜5月。雌雄同株。ひとつの花序に雄花と両性花が混生。葉の展開と同時に開花し、黄緑色の花をつけて樹木全体が淡黄色になる。
果実は翼果。翼は直角〜鋭角に開く。
名前の由来:鬼板屋。葉の大きなイタヤカエデの意味。イタヤとは、板でふいた屋根のように 葉が密集することから。
日本固有種

6月
2014年6月下旬撮影



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