東南アジア原産の草丈60〜100cm程度の1年草で、青シソを大振りにした感じで外見が非常に似ている。 茎は四角く、直立し、長く白い毛が生える。葉は対生につき、広卵形で、先が尖り、鋸状にぎざぎざしているが、付け根に近い部分は丸い。葉は長さ7〜12cm。表面は緑色で、時に裏面が淡紫色を帯びることがある。夏から秋にかけて枝先に総状の花穂をだし、白色の小さな唇形花を多数つける。花冠は長さ4〜5mm。花弁は4枚で下側の2枚が若干長い。 食用または油を採るために栽培される。この言葉のついた地名は、かつてエゴマが栽培されていたことを暗示するらしい。東京都の荏原など。 名前の由来:漢名で「荏」はエゴマを意味し、エゴマの「ゴマ」は、種子がゴマの実に似ているところかららしいが、「エ」は、油をとるところから「え(得)」、味が良い意味で「え(良)」の説もある。 |