皿ヶ嶺の植物図鑑 アマチャヅル 科名一覧リスト 名前一覧リスト 図鑑TOP

科名 ウリ科
学名 Gynostemma pentaphyllum

北海道〜沖縄の山地の樹陰下や藪の縁に自生する、多年生のつる植物。茎は地中を這い、地上部はつるとなって長く伸び、葉腋から出た巻きひげで他の物にからみ付いてよじ登る。初めは柔らかい淡色のうぶ毛があるが、すぐに無毛となる。
葉は互生。鳥足状複葉で通常5枚、ときに3〜7枚の小葉からなる。長い葉柄があり、小葉の形は菱形から狭卵楕円形で、鋸歯があり葉面と縁にはには細毛を産生し、裏面は毛のある部分が凹んでいる。
開花期は8〜9月。雌雄異株。葉腋から房状の円錐花序を出し、径約5mmの黄緑色をした星状の花を総状につける。花冠は5裂して平開し、先端は細長く尖る。雄花には5本の雄蕊、雌花には1個の雌蕊がある。
果実は直の液果は径6〜8oの球形で、上半部に環状の模様がある。
名前の由来:葉をかむと甘味があるところからアマチャヅルというが、実際にお茶などには利用しないらしい。
※ 似ているヤブガラシは、茎の節々が赤紫色で赤色を帯び、葉表に毛がないこと。巻きひげが葉腋の反対側の茎から出ることで区別できる。

7月
 
2016年7月上旬撮影  
12月
2015年12月中旬撮影 2015年12月中旬撮影



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