全国の草原から明るい森林に生育する多年生の草本で日本固有種。 草丈は70〜80cm程度となり、8〜11月に茎先に穂状花序を出し、黄色い花を多数つける。1つ1つの花は舌状花4〜6枚が一列に並び、真ん中に筒状花がある。茎は細くて硬く、下部は黒紫色をしている。葉は互生し、茎の下部の葉は先端がとがる楕円形で、茎の上部では披針状。 なお、食用にもなり、若苗の葉を揚げ物にしたり、お浸しや胡麻和えにして食べられる。 日本の晩秋の野原を席巻している帰化種のセイタカアワダチソウはこの在来種であるアキノキリンソウと極めて近い同属である。 名前の由来:伝説の動物である麒麟を連想させてキリンソウと名付けられたベンケイソウ科の花に似て秋に咲くので付けられた。別名をアワダチソウといい、花が泡立つように咲くとの意味である。 |